場所不明
1、莫囂円隣之大相七兄爪湯気 我が背子が い立たせりけむ 厳橿が本
巻1−9 額田王
2、我が背子は 仮廬作らす 草なくは 小松が下の 草を刈らさね
巻1−11 中皇命
3、家にあれば 笥に盛る飯を 草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る
巻2−142 有間皇子
4、我が舟の 梶はな引きそ 大和より 恋ひ来し心 いまだ飽かなくに
巻7−1221 藤原卿
5、妹がため 我玉拾ふ 沖辺なる 玉寄せ持ち来 沖つ白波
巻9−1665
6、紀伊国の 昔猟夫の 鳴り矢もち 鹿取りなびけし 坂の上にそある
巻9−1678
7、玉くしげ 明けまく惜しき あたら夜を 衣手離れて ひとりかも寝む
巻9−1693
8、もみじ葉の 過ぎにし児らと 携はり遊びし礒を 見れば悲しも
巻9−1796 柿本人麻呂歌集 村瀬会長の詳しい解説を掲載しています。
9、塩気立つ 荒磯にはあれど 行く水の 過ぎにし妹が 形見とそ来し
巻9−1797 柿本人麻呂歌集